前回は、マウスを使ったオートキャド(AutoCAD)の操作方法をまず一覧で挙げてみました。
・リボン
・メニューバー
・ツールバー
・クイックアクセスツールバー
・ツールパレット
簡単に「マウスを使った操作」という括りで分類したとしても、そこには色々なやり方がある訳です。
そして、これらの方法の中に人によって便利に感じるやり方や、そうでもないやり方が存在します。
多分ですけど、私がキーボードを使ったやり方を好むように、マウスを使ったやり方を好む方もたくさんいると思います。
そうした意見には、別に正解とか不正解とかいう、きっちりとした線引きなんてないはずです。
どんなやり方であっても、自分が使いやすくて仕事である程度の結果を出していれば、どれも正解と言えますから。
私が便利だと感じて使っているやり方も、そう言う意味では正解だし、マウスを最大限に活用するやり方も正解。
オートキャド(AutoCAD)は分かりにくいという意見もありますが、それはつまり自由度の高さの裏返しなんです。
カスタマイズ性が高く、自分の好きなように操作出来るのが売りのひとつですから、自分が良いと思ったやり方で突き進みましょう。
そんな訳で、私が便利だと思っているやり方も一応推しつつも、カスタマイズの方法は一通り説明していきます。
まず今回取り上げるのは、割と最近になって登場した「リボン」と呼ばれる操作方法です。
■割と最近の機能
「リボン」と呼ばれる操作方法について、まず書いておかなければならないのは、このやり方が割と最近に追加された機能だということ。
細かい数字は自信ないですけど、確かオートキャド(AutoCAD)2009バージョンあたりから搭載されてます。
それよりも前のオートキャド(AutoCAD)を使っている方は、リボンについての話はあまり関係がありません。
でも、これを書いている時点で2013が発売されているので、2008以前を使っている方は少ないかも知れませんね。
私の場合、あまりインターフェイスが大幅に変わることを好まなかったので、2008バージョンを長いこと使っていました。
でも、周囲とはかけ離れたバージョンを使い続けるのはあまり良いことではなく、デメリットの方が大きくなってくるものです。
だからある時を境にして最新バージョンを使うようにして、リボンとはそれ以来のつきあいになります。
まあ正直なところを書いてしまうと、全然使ってないんですけどね。
■リボンの場所はどこか
そんな経歴をもつリボンですが、そもそもリボンというのはどの辺にあるボタンを指すのかというと……
ここです。
画面上部にあるメニューをリボンと呼び、メニューを拡大するとこんな感じ。
「ホーム」とか「挿入」などのタブを切り替えることによって、色々な機能を持つボタンが切り替わる、というスタイルです。
EXCELとかWORDなどのソフトを使ったことがある方ならば、使い方がよく似ていることに気がつくと思います。
アイコンが大きくて分かりやすい上に、コマンド名が文字できちんと見えるように記載されています。
大きすぎるなどの意見もきっとあるとは思いますけど、なにより分かりやすくて良いですよね。
と、ここで既に少し書いてしまいましたが、次回はリボンの特徴について、まずは良い所から紹介していきたいと思います。