ツールバーのカスタマイズまとめ-3
前回は、ツールバーをカスタマイズして便利に使っていこうという話の中で、キーボードも併用した方が便利だという話をしました。
基本的なコマンドをキーボードに設定して、ツールバーにしか出来ないような機能だけをツールバーに表示させる。
なぜそうして色々な操作方法を併用していくのか。
これには、たくさんのボタンが並んでいると選択に手間取るという理由もありますが、もっと大きな理由もあります。
マウスを使うよりもキーボードを使った方が、基本的にはコマンド実行のスピードが速いから。
まあ非常にシンプルな理由ですね。
マウスを移動させてクリックするよりも、キーボードから任意のキーを入力する方が絶対早いと私は考えています。
もちろんキーボードを使う場合には、それぞれのキーがどの位置にあるのかを完全に覚える必要があります。
とは言っても、キーの数はアルファベット26文字と数字だけですから、仕事をしていく内に自然と覚えます。
そうしてキーの位置を覚えてしまえば、コマンドの実行は絶対にキーボードの方が早くなるはず、というのがキーボードをお勧めする理由です。
ツールバーのカスタマイズまとめ-2
オートキャド(AutoCAD)のツールバーをカスタマイズする為のポイントということで、前回は簡単にまとめをしてみました。
が、ちょっとまとめ切ることが出来ませんでした。
今までの内容を簡単にまとめたはずなのに、それが何回かに分けた説明になってしまうというのは……
ちょっと分かりやすくない気がします。
しかし短くまとめすぎても逆に分かりにくいので、今回はまとめの続きを書いていこうと思います。
前回はカスタマイズの基本として、ツールバーに設定するコマンドの選定について話をしました。
まずは自分がよく使うコマンドを選定して、それ以外のコマンドは表示しないようにしておく、という話。
今回はその続きとして、よく使うコマンドをどうやって使うのか、という話をしていきます。
ツールバーのカスタマイズまとめ-1
このカテゴリでは、オートキャド(AutoCAD)を操作する方法のひとつ、ツールバーを取り上げてきました。
ツールバーをカスタマイズする具体的な設定方法と、ツールバーをどこに配置するのかという問題。
そして、そもそもどんなコマンドをツールバーに設定するのが、最も便利で効率的な使い方なのか。
そのあたりを深く考えていくと、キーボードを使った操作方法との棲み分けが何となく掴めてくると思います。
マウスとキーボードの良いとこ取りをして、出来る限りオートキャド(AutoCAD)の操作を楽にする。
どれかひとつのやり方にこだわるのではなく、それぞれの便利な部分を上手に活用することが大事だと私は思っています。
このあたりが、オートキャド(AutoCAD)を自分好みにカスタマイズすることを私が勧める最大の理由です。
当然オートキャド(AutoCAD)ユーザーによる好みもあるので、私のやり方が最高とは言いません。
なので、ここで紹介する操作方法をひとつの選択肢として考えて、あとは自分なりのやり方を発展させていくことをお勧めします。
今回はそんなツールバーのカスタマイズについて、今まで書いてきた内容をまとめてみたいと思います。
ツールバーに設定するコマンドの例-2
前回はツールバーに設定しておきたいコマンドの大まかな区分と、その具体的な例を紹介しました。
1.クリックするとさらにメニューが出るコマンド
2.頻繁には実行しないけど重要なコマンド
3.コマンドマクロを使用してカスタマイズしたコマンド
上記のようなコマンドをツールバーに設定すると便利、という話で、前回は1と2までで話が終わってしまいました。
今回はその続きと言うことで、最後の項目を取り上げてみたいと思います。
ツールバーに設定するコマンドの例-1
さて、オートキャド(AutoCAD)のコマンドを実行する手段のひとつとして、ツールバーについて今まで色々と説明をしてきましたが……
そろそろツールバーについての話はまとめておき、もっと別のやり方の話題に進むタイミングかも知れません。
オートキャド(AutoCAD)のカスタマイズで私が伝えたいのは、ツールバーの設定方法だけではありません。
もちろんツールバーの使い方も大事ですけど、仕事で効率よく使う為には、もっと進んだやり方を勧めたい。
そう思っています。
そうした話をする為には、まず基本知識として、ツールバーのカスタマイズを知っておく必要がある訳です。
ツールバーを便利にカスタマイズするだけでも充分に便利ですが、もっと効率の良いやり方もあるので……
ということで、今回はツールバーに設定しておきたいコマンドの種類を、大まかな分類と一緒に紹介をしておこうと思います。
そして、その具体的な例も合わせて紹介するので、ツールバーのカスタマイズをする際の参考にして頂ければ嬉しいです。