コマンドの説明を記入しておく

自分で作成したコマンドマクロには、どんな設定項目があるのか。

そんなテーマで今まで説明をしてきて、前回はコマンドマクロのコマンド名を「コマンド1」から変更するやり方を紹介しました。

コマンド名が適当だと、後でコマンドマクロを探す際に困ることになるので、短くて分かりやすい名前をつけておくことをお勧めします。

もちろんコマンド検索機能を有効に活用すれば、それほど不便はないかも知れませんが……

「コマンド1」のままだと、そのコマンド名による検索も意味がなくなってしまいます。

検索の精度を高める為にも、ある程度機能が判別可能な名前を付けておいた方が良いでしょう。

今回は引き続き、コマンドマクロで設定しておいた方が良い項目を説明することにします。

今回取り上げるのは「説明」項目です。

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オリジナルコマンドのコマンド名

前回はオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズ画面を開いて、新しいコマンドを作成したところまで説明しました。

ただ、新しくコマンドを作成したのは良いのですが、作成されたばかりのコマンドは空っぽの状態です。

この状態でボタンを配置してクリックしても、コマンドは何も実行されないままで終わります。

これではコマンドを作成した意味がないので、作成したコマンドには色々な情報を入れ込んでいく必要があります。


・コマンド名

・説明

・コマンド表示名

・マクロ

・ボタンイメージ


作成したコマンドに入れ込む情報は色々ありますが、大まかには上記のような項目があります。

今回はそれぞれの項目について、もう少し詳しい説明をしていく為、以前作ったサンプルコマンドマクロを実際に作成してみましょう。

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新しいコマンドを作成してみる

今まで何回かに分けて、コマンドマクロのサンプルとして幾つかの機能を作ってみました。

コマンドの流れから考えて、それをキーボード入力順に並べて、最後にコマンドマクロの特殊文字に置き換えていく。

この手順を覚えれば、後は作図中に思いついたコマンドマクロを試しに作ってみることが手軽になってきます。

実際の手順があまりにも面倒だと、せっかくアイデアが浮かんでも、煩わしさが勝ってしまう可能性が高くなります。

しかしある程度手軽に出来るようだと、アイデアが浮かんだらすぐにやってみるというスピード感が生まれます。

この違いは非常に大きいので、是非ともコマンドマクロを作成する流れを覚えてしまいましょう。

こうしたコマンドマクロ作成の流れを覚えたら、後は実際にオートキャド(AutoCAD)でコマンドをカスタマイズすることになります。

コマンドの順番を確かめながら作成したコマンドマクロは、実際にそのマクロをボタンに割り当てることで威力を発揮します。

やや面倒ではありますが、カスタマイズを覚える為には避けて通れない道でもあります。

ということで、今回はそんなコマンドマクロを実際ボタンに割り当てるやり方について説明をしたいと思います。

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原点を挿入点にした貼り付けコマンド

サンプルコマンドマクロの2つめとして、前回は原点(0,0)を基点にした基点コピーの作成を考えてみました。

コマンドの流れを確認して、それを実際のキーボードから入力するキーに置き換えてみた。

前回はそこまでの流れを説明して、とりあえず以下のようなキーボード入力になることが分かりました。


1.実行中のコマンドをキャンセル → 「Esc」+「Esc」

2.基点コピーコマンドの実行 → COPYBASE+「Enter」

3.基点を指定 → 0,0+「Enter」

4.オブジェクトを選択 → 画面上から選択

5.クリップボードにコピー完了


これをコマンドマクロとして1つにする為には、「Esc」や「Enter」キー入力などを特殊文字に置き換える必要があります。

とは言っても、この手順は前回のコマンドマクロでも同じような説明をしているので、特に問題はないと思っています。

前回の説明を読んでいる方であれば、自分でコマンドマクロを作ってみることに挑戦してみることをお勧めします。

そんなに難しくないですから。

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原点を基点にした基点コピーの作成

前回はサンプルのコマンドマクロとして、ストレッチを実行した後、自動的にポリゴン交差窓を指定するコマンドを作成してみました。

基本的なコマンドの流れを確認して、それをキー入力に置き換えて、特殊文字を使ってコマンドマクロを作成する。

コマンドマクロを自分で作る時の手順としては、こんな感じでやっていけば特に大きな問題はないと思います。

もちろん最初は戸惑うことも多いかも知れませんけど、それはもう慣れるしかない種類の戸惑いです。

とにかく色々なコマンドマクロを作ってみて、大して役に立たなかったなどの失敗を重ねて慣れていくしかありません。

と言うことで、コマンドマクロの作成に慣れる為にも、手順の説明をもう1種類のコマンドでやってみることにします。

オートキャド(AutoCAD)のコマンドには「基点コピー」と呼ばれる機能があります。

これは、別のオートキャド(AutoCAD)データであっても、基準点を決めてコピーペースト出来るという結構便利なコマンドです。

その基準点を強制的に原点(0,0)に設定する、というコマンドマクロを今回は作ってみましょう。

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