ツールバーの表示位置を調整
ツールバーをカスタマイズする具体的な方法として、今までで以下のような手順を紹介することが出来ました。
・自分用のオリジナルツールバーを作成
・そこに幾つかのコマンドを追加
・そのツールバーを画面上に表示させる
ここまでの手順を覚えれば、ひとまずは自分用のツールバーをカスタマイズすることが出来るはずです。
もちろん手順だけではなく、どんな方針で自分用のツールバーを造り込んでいくのかが大事ですが……
いくら概念を知っていても、具体的な手順を知らないとそれを生かすことが出来ないので、まずは手順をきちんと押さえておきましょう。
前回は自分用のオリジナルツールバーを表示させるところまで説明しましたが、表示される場所が望み通りの場所とは限りません。
なので、今回はそのツールバーを使いやすい位置に移動する為の方法を紹介しておこうと思います。
オリジナルツールバーの表示
前回は、自分用のオリジナルツールバーを作成して、そこに任意のコマンドを追加していく手順を説明しました。
どんなコマンドを追加するのかはユーザーの自由で、人によって色々な工夫をすることが出来ます。
そこにカスタマイズの面白さはあると思います。
しかし自分用のオリジナルを構築する前に、まずは基本的な手順を知っておく必要があります。
ということで、まずは一例として、オリジナルツールバーに移動コマンドを追加する手順を紹介しました。
移動コマンドはコマンドエイリアスで実行する方が良いんじゃないか、という意見もあるとは思いますが……
今回はあくまでもツールバーにコマンドを追加する手順の説明なので、どのコマンドを追加するべきかは後で考えましょう。
「どのコマンドを追加すべきか」という話は、実は具体的な手順以上に大事な話になってきます。
なので、このあたりの話はあとでじっくりと書くつもりです。
今回はもう少し具体的な手順の話をすることにして、別のコマンドも幾つか追加してみましょう。
ツールバーにコマンドを追加する手順
前回はオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズ画面から、自分用のオリジナルツールバーを作成する手順を説明しました。
手順としては非常に簡単だと思いますし、新しくツールバーを作成する際のリスクはほとんどありません。
少しの手間がかかる以外にリスクもない状態で、なおかつ自分の操作の巾が拡がる可能性がある。
これは一度試してみる価値のある設定ですから、まずはとにかくやってみることをお勧めします。
オートキャド(AutoCAD)のプロを目指すのなら、自分の操作バリエーションが増える可能性があることは何でも試してみるべきです。
それで少しでも自分の操作が効率的になるのなら、やってみない理由は恐らくないと思います。
まあ理由があるとしたら、それは間違いなく「面倒くさいからやらない」という判断を下したのだと思います。
それではちょっと勿体ない。
まずは自分の手で設定をしてみて、自分の目でそれが良いかを判断していく、という手順はやっぱり重要な要素だと言えるでしょう。
作成したツールバーはまだ空っぽ状態ですから、ボタンを追加するにはどうすれば良いのかを今回は紹介します。
自分用のツールバー作成手順
今回はひとまず自分用のツールバーを作成する具体的な手順を、画像を交えて説明していきます。
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く際に、よく使うコマンドを選んで表示させる。
これがカスタマイズの第一歩ですが、その前にまずは自分用のツールバーを作成する、という流れです。
その前に、前回やってみた「全部のツールバーを表示させた状態」を元に戻さないと……
と思って作業していたら、どういう訳かクイックアクセスツールバーのボタンが全部消えてました。
なんでだろう。
ツールバーを全部表示させた時に何か変なことをやってしまったのか、ちょっと原因が分からないので何とも言えませんが。
まあ些細な事だから気にしない事にして、自分用のツールバーをまずは作成してみましょうか。
大量にツールバーがある理由
前回はオートキャド(AutoCAD)が初期設定で用意しているツールバーを紹介してみました。
全部を画面上に表示させると大変なことになる、という悪い例も出してみましたが、結構凄い状態になりました。
もう一度画像を出してみましょう。
自分でやってみようと思って全部のツールバーを表示させたんですけど、これがまた結構大変でした。
表示させる途中でも、これは画面をキャプチャしたらすぐに戻すんだよな……と思いながらの作業です。
この状態でも目的のボタンをスムーズに選択出来る方は、恐らく非常にマウス操作の精度が高い方でしょう。
あとは記憶力が抜群に良い方じゃなければ難しいですね。
しかしそんなところで頑張るよりも、もっと別のところで頑張った方が効率が良いとも思います。
なので、まずは自分用のツールバーを作り、そこによく使うボタンを配置していくやり方をお勧めします。