コマンドのプロパティ

ショートカットキーを自分好みに設定する為には、具体的な手順を覚える必要があります。

ということで、前回から「ハッチング編集」コマンドをショートカットキーに割り当てる作業を説明してきました。

「ユーザインターフェイスをカスタマイズ」画面を呼び出し、コマンドを検索してショートカットキーのリストに追加。

ちょっとカタカナが多すぎて、日本語としてどうなの? という気もしますけど、前回はそこまで説明が進みました。

作業としてはあと少しで完了です。

今回はリストに追加したコマンドにショートカットキーを割り当てる手順を紹介していきましょう。


■ショートカットキーの割り当て手順

 

手順5:追加したコマンドの選択

ショートカットキーのリストに追加した「ハッチング編集」コマンドを、今度はリスト上で選択します。

ここで今度はカスタマイズ画面の右側、「プロパティ」項目に注目してみましょう。

 

ショートカットキーのプロパティ

 

このように、ハッチング編集コマンドの詳細が表示されていますが、下から2番目に「キー」という項目があります。

ショートカットキーのリストに追加した「ハッチング編集」ではなく、先ほど検索して出てきた「ハッチング編集」のプロパティはこちら。

 

コマンドのプロパティ

 

こちらは単純にボタンの設定だけなので、コマンドの説明とボタンのイメージなどが表示されます。

しかしショートカットキーに追加したコマンドは、ボタンのイメージ設定がなくなり、ショートカットキーの設定が追加されます。

この違いに「あ、そうか」ってなれば、カスタマイズの知識として1ステップアップという感じです。

 

手順6:ショートカットキーの割り当て

ショートカットキーの一覧から「ハッチング編集」を選択して、次に右側にある「プロパティ」から「キー」項目をクリックします。

 

キー入力ボタン

 

ここから直接「Ctrl+G」などと入力しても良いんですけど、確実に設定したいので、右側にある「…」ボタンをクリックします。

ここでは実際にショートカットキーを入力して、割り当てたいキーを決定することが出来ます。

とりあえず「Ctrl+G」に割り当てることにして、実際にキーボードからキー入力をしてみると……

 

ショートカットキーの設定

 

このように表示されるので、少し下にある「現在の割り当て」を確認して、重複していなければ「OK」をクリックしましょう。

ちなみに重複している場合には、前回の少し触れましたが「重複しているのでリストの下にあるコマンドが優先されます」みたいなメッセージが出ます。

そすうると、下記のようにハッチング編集コマンドにショートカットキーを割り当てることが出来ました。

 

ショートカットキーの設定完了

 

この状態ではまだ設定途中なので、保存しないまま終わってしまうとせっかくの設定が無かったことになります。

「ユーザインターフェイスをカスタマイズ」の画面で「OK」をクリックして、今設定した内容を保存して閉じましょう。

ようやくオートキャド(AutoCAD)の操作画面に戻るので、ここで実際に「Ctrl+G」を押してみると……

 

コマンド実行後

 

コマンドエイリアスを使うことなく、ハッチング編集コマンドを実行することが出来ました。

実際にやってみると、とても簡単だということがよく分かるので、ぜひ試してみることをお勧めします。