前回はオートキャド(AutoCAD)の操作を自宅で練習する為の手段として、体験版を入手する為の方法を紹介しました。
ダウンロードするだけですから、特に問題なくオートキャド(AutoCAD)の体験版を入手出来ると思います。
ただ、ネット上に住所などを記入することに抵抗を感じる方も、恐らくはいるんじゃないでしょうか。
そういう方の為に、今回はオートキャド(AutoCAD)の体験版を入手する、もうひとつの手段も紹介しておきます。
■至れり尽くせりのセットを利用する
オートキャド(AutoCAD)の体験版を入手するもう一つの手段とは、単純ですけど解説書籍の付録を利用することです。
なんだ…そんなの普通じゃないか。と思われるかも知れませんが、まあ別に良いと思いますよ。
そんなに特別な裏技が存在する訳ではないですから。
オートキャド(AutoCAD)の操作を解説している書籍はたくさんありますが、その大半は巻末に体験版を付録としてつけています。
今までお話ししてきたように、オートキャド(AutoCAD)は結構高額なソフトですし、あまり一般家庭向きとは言い難いモノがあります。
ワープロや表計算ソフトなどは一般家庭でも使う機会はあるでしょうけど、図面を作図する機会はなかなかないですからね。
私の場合は部屋の模様替えをする際にも、家具のサイズを測って配置を図面で検討したり、そういうマニアックな使い方をしますけども。
これは非常に便利ですけど、一般的な方法とは言えませんよね。
少し話がそれてしまいましたが、要するにほとんどの人はオートキャド(AutoCAD)を持っていないということです。
そうした現実を出版社は充分に分かっていて、オートキャド(AutoCAD)の操作を解説した本を出版する際には大抵体験版がついてきます。
オートキャド(AutoCAD)を持っていない人にも、というか、初心者向けのマニュアルですから、持っていない人にこそ買って欲しい。
巻末に体験版を付録としてつけている理由は、そのあたりの事情があるんじゃないかと思います。
そうした狙いなど我々ユーザーにはあまり関係ありませんが、書籍を購入する人に役立つ仕組みであることに間違いはありません。
なのでここは存分に利用させてもらいましょう。
もちろん体験版という付録だけではなく、購入した書籍もその役割を充分に果たすことになるはずです。
オートキャド(AutoCAD)の体験版と、その操作方法を解説した書籍。
これらの最強タッグ(やや大げさな言い方ですが…)を入手する為にかかる費用は、2~3千円くらいの書籍代だけです。
実際にオートキャド(AutoCAD)を操作しながら覚えるというやり方は、最も効率の良い方法ですから有効に使っていきましょう。
■30日という制限の中で
実際の話として、体験版の「30日」という時間制限の中では、オートキャド(AutoCAD)を完璧にモノにすることは難しいかも知れません。
逆に30日で完璧に使いこなされてしまったら、我々プロが困ってしまいます。
ですが、一般的なコマンドを知り、図面をどんな手順で作図していくのかという点を知るまでであれば、30日は充分な期間ではないかと思います。
また、時間的な制限があるということで、オートキャド(AutoCAD)の勉強を急がざるを得ない、という部分もあります。
30日を過ぎてしまうと使えなくなる。
そうしたプレッシャーがあれば「きょうは疲れたから明日にしよ」とはなかなか言えません。
そうした効果も多少はありますので、期限が切られている事は悪いことだけではないんですよね。
さて。
オートキャド(AutoCAD)の体験版を入手する方法として、ダウンロードと書籍の付録の二通りを紹介してきました。
どちらの手段を使ってもOKですから、まずは色々と自分で操作してみることをお勧めします。
全てはそこからスタートですから。