CADの進歩とプロの仕事

前回はCADが普及しつつある時期について、まあかなり昔の話ですけど、思い出して色々と書いてみました。

なんだかお年寄りの昔話みたいになっている気もしますけど、昔を思い出しながら文章を書いていくのはなかなか楽しいものです。

CADを初めて見た時に「これはあっという間に広まって凄いことになるんじゃないか」と思ったものです。

だけど、CADがここまで便利な存在になるというのは、昔の環境からは創造をすることが難しいですね。

これが正直な感想。

確かにCADは普及するとは思いましたけど、その進歩の速度までは想像が出来ないものです。

これからも凄いスピードで進歩を進めていくのでしょう。

あまりにも進歩しすぎると誰にでも使えるようになって、CADのプロとしての存在価値がなくなるかも知れません。

とは言え、我々はオートキャド(AutoCAD)の技術者であって、CAD評論家ではありません。

新しく搭載される機能の概要を掴み、その機能をフル活用して効率よく図面を描くことが仕事。

評論家のように「何年先にこうなるはず」という予想をするのは無意味で、CADのプロには必要のないスキルですよね。

これからも年を追う毎にオートキャド(AutoCAD)は進歩を続けていくことでしょう。

しかし私はそんな機能に振り回されることもなく、実際に図面を描いてナンボの世界でプロとしてやるべき事をやるだけ。

きっと皆さんも一緒ですよね。


■環境は条件のひとつにすぎない

少し話が逸れましたが、まあ昔に比べればオートキャド(AutoCAD)はとても優秀になりました。

かなり不便だった昔に比べると、CADを使って仕事をする環境はとても恵まれているなと感じますね。

新しい機能も色々とあって、昔出来なかったことが今は普通に出来る、ということが結構あります。

高機能で高性能かつ安価なシステムを使うことが出来る、というのは、それだけで幸せなことですよね。

ただし。

ここで覚えておきたいのが、昔の便利とはほど遠い環境であっても、図面を作図する仕事は問題なく出来たという事実。

周囲の環境が恵まれていなくても、人はなんとかその環境でベストを尽くして仕事をするんです。

オートキャド(AutoCAD)のプロとして、まずはその事実をしっかりと頭に入れておくことをお勧めします。

カスタマイズを使いこなすことが当サイトのメインテーマではありますが、それが出来なくても充分に図面を描くことは出来るんです。

ただ、効率の良さを求めた時に、どうしてもカスタマイズは必要になってくるとは思いますけど。

■いくら環境が良くても

そしてその逆パターンもまた真実。

確かにこれらオートキャド(AutoCAD)を始める方にとって、今のパソコンなどの環境は非常に恵まれた状態と言えるでしょう。

しかし恵まれているからと言って、誰もが上手くオートキャド(AutoCAD)を使いこなせるのか。

というと、これは私の今までの経験からしか書けませんけど、全然そんなことはありませんでした。

いくら恵まれた環境を整えたと言っても、そうした環境の中で仕事をするのはあくまでも私たち人間なんです。

機械をどのように使いこなして仕事をするのか。

これはパソコンなどの周辺環境がどこまで進んでいっても、決して変わることのないテーマだと思いますが、いかがでしょうか。

ちょっと遠回りな表現をしてしまいましたね。

要するに、周辺の環境を仕事の言い訳にする人には、結局それなりの仕事しか出来ないということです。

そうではなく、今の環境をしっかりと理解して、その中でしっかりと出来ることを実行し、ベストを目指すのがプロ。

パソコンなどの周辺環境は確かに大事な要素ですけど、それは仕事が出来ない理由にはならない、ということです。

 

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