前回はクイックアクセスツールバーに、ドロップダウンボタンを追加する手順を紹介しました。
なんだか片仮名ばっかりで読みにくいし、それぞれが長くて困りますね。
今回はそんな話の続きで、作成したドロップダウンボタンにコマンドを追加する手順について説明をしていきます。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズについては、そろそろ話が終わりますので、あと少しだけお付き合いください。
■コマンドの追加手順
クイックアクセスツールバー内に作成したドロップダウンボタンは、ファイル構成で言えばフォルダを新しく作ったようなイメージです。
作成したフォルダの中にコマンドを追加していき、それを親のフォルダで表示させるという感じ。
まあこの例えが分かりやすいかどうかは微妙だから、実際にコマンドを追加してみるのが一番早いですね。
今回は幾つかコマンドを使いしてみますが、まずは名前削除(PURGE)コマンドを追加してみましょう。
コマンドの検索方法は全く同じで、コマンド一覧の中から検索しても良いし、メニューバーの項目から探しても良いです。
今回は「名前削除」で検索をして絞り込んで、それを先程作成したドロップダウンボタンにドラッグです。
これでドロップダウンに名前削除コマンドが追加されました。
■複数のコマンドを入れる
コマンドを1つしか入れないなら、ドロップダウンにした意味は全くないですから、あと3つくらいコマンドを追加してみましょう。
別に決まったルールがある訳じゃないですけど、ドロップダウンには同系列のコマンドを入れておく方が分かりやすいです。
名前削除と移動と線分と、文字編集コマンドを同じドロップダウンに入れることは出来ますが、あまり便利とは言い難い気がします。
今回は「監査」コマンドと「書き出し」コマンド、そして「ページ設定管理」コマンドを追加しました。
ここに追加したコマンドが一式並んでいれば設定完了なので、「OK」をクリックしてダイアログBOXを閉じます。
これでドロップダウンの設定は完了で、追加されたボタンをクリックするとこんな感じになりました。
実際のところ、作図系のコマンドをドロップダウンに追加するのは、作業スピードの点から考えてお勧め出来ません。
確かにドロップダウンは便利ですけど、コマンドを実行するまでに少し手間がかかるという欠点がありますから。
わざわざボタンをクリックした後で表示されるコマンドリストから、実行したいコマンドを改めて選ぶ。
これは確かに一手間多い状態ですから、何度も使うような作図系コマンドには向かない操作スタイルです。
今回みたいに、そうそう使わないけどメニューバーから選ぶのは面倒、みたいなコマンドを選ぶのが良いと思います。