マウスの右クリックをカスタマイズする方法として、前回はオプション画面を開くところまで説明をしました。
今回はその続きで、「右クリックをカスタマイズ」ボタンをクリックした後の設定について説明をします。
ちなみにこのオプションと呼ばれる設定の画面では、非常にたくさんの細かい設定が出来るようになっています。
あまりオートキャド(AutoCAD)に詳しくない、又はあまり興味がない方は、きっと見るだけでうんざりすると思います。
こんなに設定があるのかよ、という感じで。
私もJw_CADの設定画面を見ると、何だか色々設定できそうだけど分からない状態になります。
こんな設定画面が出るんです。
だからオプション画面を見てイヤになる気持ちは、すごくよく分かります。
ただ、仕事でJw_CADのスキルを求められた時には、恐らく頑張って覚えようとするはず。
同じように、オートキャド(AutoCAD)を仕事で覚えたい、もしくは使っている方も、ぜひオプションの設定を覚えて欲しいです。
■右クリックをカスタマイズする
「右クリックをカスタマイズ」ボタンを押すと、以下のようなダイアログBOXが表示されます。
ここで設定できる項目は全部で4つありますから、それぞれを簡単に紹介していきましょう。
●クリック時間に応じた右クリックの機能を有効にする
項目の名前がやけに長いですけど、どんな設定なのかは読めばわかるようになってます。
短いクリックでは「Enter」の機能を使い、長めにクリックをすればショートカットメニューが出てくる。
そんな設定にするかどうか、というチェックボックスがあります。
この設定にチェックを入れると、「短いクリックってどのくらい?」という設定も出来るようになります。
初期設定では0.25秒になっていますが、それがどの程度のクリックなのかは結構微妙な世界です。
色々と調整してみても良いですし、とりあえず初期設定で慣れてみるのも良いと思います。
私は初期設定の0.25秒でも、全く違和感なく使えましたから、まあいい線行ってるんじゃないかと思います。
●規定モード
この項目は、オブジェクト(図面内に作図した要素)を選択していない状態で右クリックした際に、どんな機能にするかを設定できます。
選択肢は2つ。
・最後のコマンドを繰り返す
・ショートカットメニュー
何もしていない状態で右クリックをすると、直前に実行したコマンドを再度実行してくれる。
これは結構古いバージョンのオートキャド(AutoCAD)で、標準設定だった名残だと思います。
昔のオートキャド(AutoCAD)ユーザーであれば、こちらの設定の方がしっくりくるでしょう。
でも、ショートカットメニューを出すのも結構便利ですから、一度試してみる価値があると思います。
今までやってきたやり方だから問答無用でそちらを選ぶ、ではなく、複数の選択肢があったらどちらも試してみる方が良いですよね。
その上で自分に合った設定や、まだ慣れていないけれど効率が良さそうな設定を選んでいく。
そうしていく中で、少しずつオートキャド(AutoCAD)の操作がスムーズになっていくのだと思います。